スマートフォンアイフォン(iPhone)応用編  ※スマートフォンの操作説明は、アルファベット表記が多いため、音声や点字での確認が効率的に行えるようにカタカナ表記に置き換えています。各単元の最初のみカタカナの後にアルファベット表記をカッコ内に書いています。 地理院地図を使って身近な土地の情報を知ろう 目次 1. 地理院地図を知りましょう 1-A 地理院地図とは? 2. 地理院地図の準備をしましょう 2-A 地理院地図を検索しましょう 2-B ブックマークをしましょう 2-C ホーム画面に追加しましょう 3. 地理院地図を活用してみよう 3-A 地理院地図の基本画面 3-B 地理院地図の操作方法 3-C 現在位置を表示してみよう 3-D 緯度・経度・標高を調べてみよう 3-E 「地図」ボタンを使ってみよう 3-F 「ツール」ボタンを使ってみよう 3-G 問い合わせ先 1 地理院地図を知りましょう 1-A 地理院地図とは? 「地理院地図」とは、国土地理院が捉えた日本の国土の様子を発信しているウェブ地図で、正確な日本の姿をスマートフォンでも簡単に見ることができます。 地理院地図には様々な情報や機能が備わっていますが、まずは地理院地図の特徴や地理院地図でできることを、簡単に紹介します。 地理院地図では、高速道路や国道等を開通後速やかに地図で見ることができ、最新の道路の情報を確認することができます。 次に、あらゆる地点の土地の凹凸や標高、緯度・経度がすぐに分かり、さらに断面図作成機能や色別標高図を使うことで、身近な場所の高低差を分かりやすくイメージすることができます。 また、戦前から現在までの空中写真のデータが備わっており、様々な年代の写真を自由に見ることができます。 さらに、防災関連の情報も備わっており、災害発生時の空中写真や被災状況を示した地図、また過去の被災状況を今に伝える「自然災害伝承碑」の位置や情報も確認できます。 防災関連の情報としては、身の回りの土地の成り立ちや、それによる自然災害のリスクを確認したり、指定緊急避難場所等の防災面で有効な施設情報を確認することもできます。 本講座では、地理院地図の機能の一部を実際に使ってみます。 2 地理院地図の準備をしましょう 2-A 地理院地図を検索しましょう 次に地理院地図を検索する方法についてご説明いたします。 ①ホーム画面でサファリ(Safari)をダブルタップします。 ②検索用の枠をダブルタップします。 ③「地理院地図」と入力します。 ④画面右下の「開く」をダブルタップします。 ⑤検索結果の中から「地理院地図」をダブルタップします。 ⑥地理院地図が表示されます。 2-B ブックマークをしましょう ブックマークの仕方をご説明いたします。 ①画面下部の四角に上矢印のマークをダブルタップします。 ②「ブックマークを追加」をダブルタップします。 ③「保存」をダブルタップします。 これでブックマークは完了です。 次に、保存したページをブックマークから開く方法についてご説明いたします。 ①画面下部の本のマークをダブルタップします。 ②開きたいページをダブルタップします。 ③見たい画面が表示されます。 2-C ホーム画面に追加しましょう 続いて、ホーム画面に追加する方法です。 ①画面下部の四角に上矢印のマークをダブルタップします。 ②「ホーム画面に追加」をダブルタップします。 ③「追加」をダブルタップします。 ④これでホーム画面へ追加されます。 3 地理院地図を活用してみよう 3-A 地理院地図の基本画面 まずは、地理院地図の基本の画面構成についてご説明いたします。 検索バーでは、気になる場所の地名や住所などを入力すると、検索結果が表示されます。 検索結果の中から目当ての場所を選択すると、そこの地図を表示できます。 「地図」ボタンをダブルタップすると、様々な種類の地図や航空写真等が一覧で表示されます。 見たい項目を選択すると、地図上にその項目が重ね合わせて表示されます。 「地図」ボタンからは、地図や航空写真の他にも、標高や災害伝承等、地理院地図で確認可能なあらゆる情報を表示させることが可能です。 メニューボタンをダブルタップすると「共有・設定・ツール」が表示されます。 この内ツールからは、断面図や3D表示など、様々な機能を利用できます。 画面下部のコンテキストメニューでは、画面左下の「矢印」をダブルタップすることで、そのとき表示している地図の中心部の「住所・緯度・経度等」が確認することができます。 3-B 地理院地図の操作方法 次に、スマートフォンで地理院地図を操作する際の基本的な操作方法をご紹介いたします。 まずは拡大・縮小の方法です。 ①地図は画面左下の「+」で拡大、「-」で縮小することができます。それぞれダブルタップで反応します。 3-C 現在位置を表示してみよう 続いて、ジーピーエス(GPS)機能を利用して現在の位置を表示する方法について説明いたします。 ①画面右下のジーピーエスマークをダブルタップします。これはスマートフォンのジーピーエス機能で位置情報サービスの利用オン(ON)またはオフ(OFF)に切り替えるボタンです。 ②「許可」をダブルタップします。 ③現在地が表示されれば完了です。 3-D 緯度・経度・標高を調べてみよう では、まずは知りたい場所の緯度・経度・標高といった基本的な情報から調べてみましょう。 今回は例として「台東区役所」の緯度・経度・標高を調べます。 ①検索バーをダブルタップします。 ②「台東区役所」と入力します。 ③検索結果から該当するものを選択し、検索結果画面の右上にあるバツ印をダブルタップします。 ④左下の矢印のマークをダブルタップします。 ⑤緯度・経度・標高が表示されれば完了です。 3-E 「地図」ボタンを使ってみよう 次に、地図ボタンから色々な場所の昔の様子を見てみましょう。 ①昔の様子を見たい場所を表示した状態で、左上の地図ボタンをダブルタップします。 ②「年代別の写真」をダブルタップします。 ③見たい年代をダブルタップします。 ④選択した年代の空中写真が表示されたら、三角のマークをダブルタップします。 ⑤航空写真が表示されれば完了です。 また、全ての場所に全ての年代の写真が準備されているわけではございませんので、航空写真が見れない場合もございます。ご了承ください。 自然災害伝承碑は、過去に起きた自然災害の規模や被害の情報を伝える石碑やモニュメントです。こちらの機能を使い、過去の災害の記録を確認してみましょう。 ①災害の記録を見たい場所を表示させた状態で、左上の地図ボタンをダブルタップします。 ②「災害伝承・避難場所」をダブルタップします。 ③「自然災害伝承碑」をダブルタップします。 ④災害の種類別でも表示することができますが、今回は「自然災害伝承碑(すべて)」をダブルタップします。 ⑤表示範囲の自然災害伝承碑の記号が、アイコンで地図上に表示されます。 ⑥知りたい伝承碑の記号をダブルタップすると、碑銘と写真が表示されます。 ⑦伝承碑の写真をダブルタップすると、伝承内容や災害名、年代などより詳しい説明が表示されます。 3-F 「ツール」ボタンを使ってみよう 次に、「ツール」ボタンを使って、地形を立体的に表示してみましょう。 ①富士山を表示してみましょう。画面上部の検索バーに「富士山」と入力します。 ②検索結果から「富士山」を選択しバツ印をダブルタップします。 ③右上の三本線のボタンをダブルタップし、「ツール」を選択します。 ④表示される各種のツールの中から「3D」をダブルタップします。 ⑤作成する範囲を「大・小・カスタム」から選択します。 ⑥ページが移動し、富士山が3Dで表示されます。 次に、「ツール」ボタンを使って、空中写真から3Dモデルを表示してみましょう。 ①富士山を表示してみましょう。画面上部の検索バーに「富士山」と入力します。 ②検索結果から「富士山」を選択しバツ印をダブルタップします。 ③左上の地図ボタンをダブルタップします。 ④写真をダブルタップします。 ⑤右上の三本線のボタンをダブルタップし、「ツール」を選択します。 ⑥表示される各種のツールの中から「3D」をダブルタップします。 ⑦作成する範囲を「大・小・カスタム」から選択します。本講座では「小」を選択します。 ⑧ページが移動し、富士山が3Dモデルで表示されます。山だけでなく、沿岸部や河口の三角州など、様々な特徴ある地形を3Dで表示してみましょう。 3-G 問い合わせ先 地理院地図の利用方法などのお問い合わせにつきましては、地理院地図の使い方、国土地理院 問い合わせ窓口一覧のサイトをご参照ください。 それぞれ ①地理院地図の使い方 ②国土地理院 問い合わせ窓口一覧 と検索いただき、必要に応じてお役立てください。 地理院地図についての説明は以上です。