スマートフォンアイフォン(iPhone)応用編  ※スマートフォンの操作説明は、アルファベット表記が多いため、音声や点字での確認が効率的に行えるようにカタカナ表記に置き換えています。各単元の最初のみカタカナの後にアルファベット表記をカッコ内に書いています。 ハザードマップポータルサイトで様々な災害のリスクを確認しよう 1 ハザードマップポータルサイトを知りましょう 1-A ハザードマップとは 1-B ハザードマップポータルサイトとは 1-C ハザードマップポータルサイトでできること 2 ハザードマップポータルサイトの準備をしましょう 2-A ハザードマップポータルサイトを検索しましょう 2-B ブックマークをしましょう 2-C ホーム画面に追加しましょう 3 ハザードマップポータルサイトを活用しよう 3-A 重ねるハザードマップの説明 3-B わがまちハザードマップの使い方 3-C ハザードマップポータルサイトの活用方法 3-D よくある質問 3-E 問い合わせ先 1 ハザードマップポータルサイトを知りましょう ここでは、ハザードマップポータルサイトの概要についてご説明いたします。 1-A ハザードマップとは ハザードマップポータルサイトについての説明に入る前に、ハザードマップとは何かをご説明いたします。 「ハザードマップ」とは、一般的に「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」で、災害が発生したときに危険と思われる箇所や避難場所などを地図にまとめたものです。 洪水や火山の噴火、地震や津波といった災害によって被害が想定される地域も大きく異なるため、ハザードマップも災害の種類によって別々に作られています。 1-B ハザードマップポータルサイトとは では、ハザードマップについてご理解いただいたところで、本講座で紹介するハザードマップポータルサイトとは何かをご説明いたします。   災害から命を守るためには、身のまわりでどんな災害が起こる危険性があるのか、どこへ避難すればよいのか事前に備えておくことがとても重要です。 そこで、国土交通省では、防災に役立つ様々なリスク情報や全国の市区町村が作成したハザードマップをより便利により簡単に活用できるよう、「ハザードマップポータルサイト」を公開しています。 ハザードマップポータルサイトは、「重ねるハザードマップ」と「わがまちハザードマップ」で構成されており、このうち、「重ねるハザードマップ」は全国のあらゆる地点の災害リスク情報や防災に役立つ様々な情報を一つの地図に重ねて閲覧できるWEBサービスです。 さらに、「重ねるハザードマップ」に加えて、「わがまちハザードマップ」では全国の市区町村のハザードマップを検索することができ、各市区町村作成のハザードマップも併せて確認することで常に最新の情報を確認することができます。 1-C ハザードマップポータルサイトでできること ハザードマップポータルサイトでできることについて具体的に説明いたします。 まず「重ねるハザードマップ」でできることについて説明いたします。 「重ねるハザードマップ」とは、災害のリスクや防災に役立つ様々な情報を1つの地図に重ねて表示することができるサービスです。 災害のリスクに関する情報としては、洪水、津波・高潮などによって、浸水が想定される区域や、その浸水する深さ、土砂災害のおそれがある場所などを表示することができます。 防災に役立つ情報としては、大雨の際に冠水し、車両が水没するなどの重大な事故が起きる可能性がある道路の情報や、土地の成り立ちなどに関する情報を表示することができます。 重ねるハザードマップでは、全国のあらゆる地域において、これらの情報を一つの地図にまとめて表示することができます。 次に「わがまちハザードマップ」でできることについて説明いたします。 「わがまちハザードマップ」では、全国の市町村が作成したハザードマップを地図や災害種別から簡単に検索し、閲覧することができます。 こちらでは、各市町村が作成し公開している、洪水・高潮・火山・土砂災害・津波などのハザードマップの情報を一括で検索できます。 閲覧の際には各町村のHPに遷移(移動)します。 2 ハザードマップポータルサイトの準備をしましょう ここでは、ハザードマップポータルサイトを利用する準備についてご説明します。 2-A ハザードマップポータルサイトを検索しましょう ハザードマップポータルサイトを検索しましょう。 ①サファリ(Safari)をダブルタップします。 ②検索用の枠をダブルタップします。 ③「ハザードマップポータルサイト」と入力します。 ④画面右下の「開く」をダブルタップします。 ⑤検索結果から「ハザードマップポータルサイト」をダブルタップします。 ⑥ハザードマップポータルサイトが表示されます。 2-B ブックマークをしましょう 続いて、サイトをブックマークする方法をご説明します。 ①画面下部の四角に上向きの矢印がついたマークをダブルタップします。 ②赤枠で囲ってある「ブックマークを追加」をダブルタップします。 ③「保存」をダブルタップします。 次に、保存したページをブックマークから開く方法について説明します。 ①画面下部の本のマークをダブルタップします。 ②開きたいページをダブルタップします。 ③見たい画面が表示されます。 2-C ホーム画面に追加しましょう 続いて、ホーム画面に追加する方法です。 ①画面下部の四角に上向きの矢印がついたマークをダブルタップします。 ②「ホーム画面に追加」をダブルタップします。 ③「追加」をダブルタップします。 ④ホーム画面に追加されます。 3 ハザードマップポータルサイトを活用しよう ここでは、ハザードマップポータルサイトの活用方法をご説明いたします。 3-A 重ねるハザードマップの説明 では、まずは重ねるハザードマップについての注意事項をご説明いたします。 「重ねるハザードマップ」は国や都道府県の関係各機関など(以下、「関係機関」といいます。)が作成した災害リスク情報等をまとめて閲覧できるようにしたウェブサイトです。 各災害リスク情報におけるメッシュの大きさ、描画方法、凡例等が関係機関の作成する災害リスク情報・ハザードマップと同一の表示でない場合や災害リスク情報が未整備の場所があります。 最新かつ詳細な情報については各市町村が作成するハザードマップをご確認ください。 詳細は利用規約をご確認ください。 では、次に重ねるハザードマップの使い方をご紹介いたします。 最初にハザードマップポータルサイトの基本画面の説明からいたします。重ねるハザードマップには調べる方法が4つあります。 1つ目が住所や地域から探す方法です。 お住まいの市区町村など、特定の箇所や市区町村の災害リスクを調べたい方は「住所から探す」を使ってみましょう。 2つ目は現在地から探す方法です。 今いる場所の災害リスクを調べたい方は「現在地から探す」を使ってみましょう。 3つ目は地図から探す方法です。 地図を見ながら自由に様々な場所の災害リスクを調べたい方は「地図から探す」を使ってみましょう。 4つ目は災害の種類から選ぶ方法です。 特にリスクを知りたい災害がある方は「災害の種類から選ぶ」を使ってみましょう。 それでは実際に「住所から探す」で検索してみましょう。 今回は「江東区」を例に「住所から探す」を使ってみます。 ①検索窓に「江東区」と入力し、虫眼鏡のマークをダブルタップします。 ②検索結果が表示されますので、対象地域をダブルタップします。 ③選択画面右上のバツ印をダブルタップします。 パネルは常に最上位に表示されるため、洪水・高潮等の災害リスク情報を重ね合わせても、「地形分類」の上に重ね合わせて表示ができません。重ねて表示させる場合は「地形分類」以外の表示を選択してください。 ④「情報」をダブルタップします。 ⑤調べたい災害内容をダブルタップし、選択画面右上のバツ印をダブルタップします。 選択した災害内容が地図上に表示されます。最初に選択した地域に応じて、予想される災害リスクが文章で表示されますので、確認しましょう。 ⑥選択画面右上のバツ印をダブルタップします。 選択した災害内容が地図上に表示されます。最初に選択した地域に応じて、予想される災害リスクが文章で表示されますので、確認しましょう。 続けて、その他の機能を活用してみましょう。 ⑦左上の「情報」を再度ダブルタップすると、表示させる情報を変更することができます。 災害種別をダブルタップすることで、表示させる災害を切り替えたり、複数の災害種別のリスクを重ねて表示させたりすることができます。 ただし、右下の「地形分類」パネルは常に最上位に表示されるため、洪水・高潮等の災害リスク情報を重ね合わせても、「地形分類」の上に重ね合わせて表示ができません。重ねて表示させる場合は「地形分類」以外の表示を選択してください。 ⑧災害情報だけでなく、「地形分類」を選択し、地図上の任意の地点をダブルタップしていただくことで、「低地」や「台地」といったその地点の土地の分類や、歴史を踏まえた土地の成り立ち、そこから予想されるその地点の自然災害リスクを確認することができます。 ⑨災害情報を表示させた上で、右下の避難場所をダブルタップすると、地域の避難場所が地図上に表示されます。 ⑩それぞれの避難場所のアイコンをダブルタップすると避難場所名と住所、対応している災害種別が表示されます。 3-B わがまちハザードマップの使い方 次に、わがまちハザードマップの使い方をご紹介をいたします。 ①都道府県を選択します。 ②市区町村を選択します。 ③ハザードマップの種類を選択します。 ④「この内容で閲覧」をダブルタップします。 選択した市区町村に該当のハザードマップがある場合は、 ⑤選択した市区町村のホームページに移動し、該当のハザードマップを確認できるページが表示されます。 選択した市区町村に該当のハザードマップがない場合は、 ⑤選択した市区町村が現在公開しているその他のハザードマップが一覧で表示されます。 ⑥一覧から見たいハザードマップがある場合は、「リンクを開く」をダブルタップすることで市区町村のホームページに移動し、ハザードマップが表示されます。 別の市区町村のハザードマップを閲覧する方法をご紹介します。 ①画面右上の「地域選択」をダブルタップします。 ②確認したい別地域をダブルタップします。 ③選択した別地域のハザードマップが一覧で表示されれば完了となります。 ④このほか、地図上で移動して見たい地域を直接ダブルタップすることで一覧を表示できます。 以上で「わがまちハザードマップ」の使い方の説明を終わります。 3-C ハザードマップポータルサイトの活用方法 ここまでで紹介した機能を連携させてみましょう。 ①重ねるハザードマップの画面から市区町村のハザードマップを確認したい際は、災害リスク情報が表示された画面の青文字をダブルタップします。 ②わがまちハザードマップの画面に移動するので、確認したいハザードマップの「リンクを開く」をダブルタップします。 ③市区町村のハザードマップが表示されます。 3-D よくある質問 ここでは、よくある質問をご紹介いたします。 問1.「重ねるハザードマップ」に掲載しているデータの配信はしていますか。 回答「重ねるハザードマップ」で使用しているデータの配信については“オープンデータ配信のページ”をご覧ください。 問2.表示がうまくいかない・機能が動作しない。 回答.重ねるハザードマップの機能が正しく表示されない場合、ブラウザのキャッシュを削除することで解消する可能性があります。 問3.印刷機能や作図機能・ファイル読み込み機能が表示されない。 回答.一部の機能につきましては、小さい画面での操作を想定しておりません。 キャッシュの削除でも問題が解決しない場合、お手数ですが、不具合の詳細についてお問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いです。 お問い合わせの際は、正しく表示されない場所(経緯度や住所)と災害リスク情報、もしくは画面のユーアールエル(URL)欄をコピーしてお知らせいただけますと、調査の参考となります。 その他にもよくある質問をホームページに記載してありますのでご参照ください。 3-E 問い合わせ先 ハザードマップポータルサイトを利用するための動作環境や操作方法や最新情報などは必要に応じてハザードマップポータルサイトをご参照ください。 その他、不明点などの問い合わせ先については以下の担当までご連絡ください。 国土交通省 水管理・国土保全局 防災課 〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3 代表電話 03-5253-8111 国土交通省 国土地理院 応用地理部 地理情報処理課 〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 代表電話 029-864-1111 ハザードマップポータルサイトについての説明は以上です。